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猫を飼うための費用~初期費用から必要な猫グッズなど

可愛いから、はやく猫を飼いたい!そう思っているあなた。猫は生き物です。きちんとお世話をするたにはお金がかかります

いきなり決断する前に、まずは猫を飼うためにはどれくらいのお金が必要か知っておきましょう。

購入価格

猫を飼うには、どこからか連れてこなければなりません。

好きな品種を選べるため、ペットショップで購入する人も多いです。品種や希少性によって値段はさまざまで、大体数万円から30万円くらいまでが一般的です。

買い手がつかず、少し成長してしまった猫は、値段が下げられていることが多いです。

購入価格の平均金額は72,194円となっています。

生涯かかる費用

ある保険会社が調査したところ、食事にかかる費用は月平均3,705円だそうです。3,705円×12ヶ月で一年にかかる食費は44,460円となります。

予防注射代をあわせた診療にかかる費用は、平均して年に35,226円です。

そのため、猫を飼うために1年間にかかるお金は、食費44,460円+診療費35,226円=79,686円となります。最低でも、これくらいは払う覚悟をしておきましょう。

また、猫の寿命は10~16年くらいですが、最近ではどんどん伸びて20年以上生きる猫も現れはじめました。ということは、猫を飼うために生涯かかる費用は、796,860~1,593,720円ほどとなります。

初期費用

まったく猫を飼ったことがない場合は、最初にあれこれそろえなくてはならないため、特にお金がかかります。猫を飼うために揃えておきたいアイテムは以下の通りです。

エサ エサの容器 水の容器 トイレ
トイレの砂 爪とぎ ブラシ キャリーケース
首輪 迷子札 リード おもちゃ

商品やいくつそろえるかによって合計金額は変わってきますが、初期費用は15,000~20,000円ほどかかると思っておいたほうがいいでしょう。

トイレ

人間と同様に、猫にとって、とても重要なアイテムです。

稀に人間の洋式トイレで用を足す猫がいますが、基本的には専用のトイレが必須となります。

トイレは容器と猫砂という2つのことを考えなくてはいけません。自分の扱いやすいものを用意しましょう。

まずはトイレ容器についてです。大抵は砂が外に飛び散らないようにガード枠があり、スコップが付属で付いています。

まだ子猫のうちは、100円ショップで売っている小さなバットや箱でも大丈夫ですが、大きくなり始めたら猫に合わせて下記のような専用のトイレを用意してあげましょう。

  • 受け皿だけのシンプルで、スタンダートなタイプ
  • スノコ状になっていて、上段から下段の受け皿にオシッコだけが落ちるタイプのもの
  • 匂いが外に漏れないようなボックスタイプ
  • 防臭フィルター付きのタイプ

このようなトイレ容器が売られています。

そして猫砂についても、さまざまなタイプがあります。

固まる砂・紙製・木製など、店頭に行くと色々な特長のある商品が並んでいます。どれを購入しようか悩みどころですが、色々試してみて処理のしやすそうなタイプを選びましょう。

爪とぎ器

猫にとって爪とぎは本能なので止めさせることはできないでしょう。その為にも爪とぎ器は必須アイテムです。

  • ダンボール製
  • 麻・じゅうたん製
  • 木製

またたび付きなどもありますので、興味を示さなかったら、またたびを爪とぎ器に擦りつけてみるのも1つの方法です。

なお、自分でまたたびを擦りつける際は量に注意しましょう。こちらのページを参考にしてください。

オモチャ

猫はチョロチョロと動くものを追いかけることが大好きです。

1日の大半を寝て過ごすので、必要以上に抱き上げたり遊びすぎると嫌がることもあるかもしれませんが、適度さを守りながら、愛情持って用意したオモチャなどで遊んであげましょう。

猫じゃらしや縫ぐるみなど、たくさんの種類が店頭にはありますので、猫の興味のありそうなものを検討してみてください。

アルミホイルを丸めたボールやビニール袋を丸めたものなどでも遊びものになります。

遊び終わったら、なるべく片付けておいたほうがよい物もあります。先に述べたアルミホイルなど食べてしまう恐れもあります。

細長いもの、小さなものや噛みちぎってしまいそうなオモチャは、遊ぶときだけ出してあげましょう。

食器

ご飯を入れるため、そしてお水を入れるための、最低でも2種類の食器を用意しましょう。

2つの容器がドッキングしたタイプのものも人気です。お薦めしたいのが、陶器やガラス・ステンレス製です。ご飯が飛び散らない程度の大きさで、専用のものでなくても良いので、お気に入りの1枚を見つけましょう。

不向きだと思うのがプラスチック製の食器です。猫のご飯というものは基本的に匂いのキツいもので、プラスチックは匂いが残りやすいためです。

ゲージ

ゲージは、籐製・プラスチック製・スチール製のものがあり、またそれぞれデザインに富んでいます。頻繁に使うものではないかと思いますが、いざ猫を連れて外出しなければならない時のことを考えて事前に用意して欲しいアイテムです。

  • 病院に連れて行くとき
  • ペットホテルにお世話になるとき
  • 一緒に外出するとき

外には、猫に刺激的なものがたくさんあり、興奮したりする場合があります。ゲージを利用することによって、興奮状態になった猫に慌てることもないでしょう。

寝床用品

猫ベッドやケージを用意しましょう。とはいえ、用意した猫ベッドを使ってくれるかどうかは猫しだいです。

猫によっては猫ベッドよりも床やソファの上で寝るのが好きという子もいます。

ケージは猫が病気になったり、隔離しなくてはならないときに必要になります。

キャリーバッグ

動物病院に行くときや、家に連れて帰るときなどに必要となります。

布やプラスチック、ナイロンなどいろんな素材のものがあり、形もキャリーケース型やリュック型、トートバック型とさまざまです。

安全で持ち運びしやすいものを選びましょう。

子猫から飼い始めてもすぐに大きくなるので、成猫でも運べるものを購入してください。

ケア用品

ブラシやコーム、爪切りは必ず必要です。

短毛種ならラバーブラシや獣毛ブラシやコーム、長毛種ならピンブラシやコームなどがおすすめです。

首輪、リード、ハーネス、迷子札

室内飼いをしていても、なにかの拍子に猫が脱走してしまうことがあります。

そのため、首輪と迷子札はきちんとつけておいたほうがいいでしょう。

ハーネスやリードは、動物病院に連れて行くときに脱走防止に役立ちます。災害など緊急時のときも必要となるので、きちんと用意しておきましょう。

避妊、去勢手術の費用

繁殖を望まないなら、避妊、去勢手術を行うことが一般的です。スプレーや夜鳴きを抑えられ、生殖器系の病気も予防できるため、手術には多くのメリットがあります。

  • オス猫の去勢手術にかかる費用は15,000~25,000円
  • メス猫の避妊手術にかかる費用は25,000~35,000円

くらいが相場だと言われています。

まとめ

このように、猫を飼うにはお金が必要です。また、大きな病気にかかってしまった場合などは、高額の治療費が必要になることもあります。

実際、飼育にかかる費用の45%は診療代だとされています。

高額の治療費を払うのが不安なら、ペット保険に入るという方法がおすすめです。

生涯かかる費用、80~160万円というお金は高額です。しかし、猫との生活は、きっと何ものにもかえがたい幸福をあなたにもたらしてくれますよ。

そのためにも、費用のことはきちんと頭の中に入れておきましょう。

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